古代より人は夜空を見上げてきました。
宇宙に思いを馳せれば、新たなる命の源を感じ、過ぎ去った人々の面影を感じることができます。
生と死を繰り返しながら次の世代へと命をつなげていく私達。
目を瞑り、眼下に生命の銀河を浮かべながら。

小林美佐子

　

コスチュームに身を包む顔を見せない女性たち。
現代的であり想像と妄想を掻き立てる耽美な世界を
リトグラフと銅版画の併用、さらに手彩を施すスタイルで表現。
二年半ぶり待望の新作展は20点以上の出品となります。
ご高覧頂きますよう御来廊お待ち申し上げます。

　

「夜の窓辺」
2017年
銅版、リトグラフ、手彩色
22,8×15,8cm

　

　

●略歴
1985年　神奈川県出身
2011年　女子美術大学大学院美術研究科版画領域卒業
2012年より　女子美術大学美術教育専攻助手として勤務

東京、大阪、群馬、バングラデシュ、中国などで個展・グループ展開催
第33回、35回　全国大学版画　町田美術館買い上げ賞受賞
女子美術大学卒業制作作品　JAM買い上げ賞受賞
浜口陽三生誕百年銅版画大賞（国際コンクール）準グランプリ受賞
第11回　浜松市美術館　版画大賞展　奨励賞受賞
奨学賞　大久保婦久子賞受賞
町田市国際版画美術館JAM（女子美術大学美術館）収蔵

　

「水面」
2016年
銅版、リトグラフ、手彩色
60,6×50cm

「孵化する夜」
2017年
銅版、リトグラフ、手彩色
35×47cm