森岡さんとはじめて出会ったのは20余年も以前のことである。日本初の産声をあげたナショナルトラスト運動として田辺市の天神崎がクローズアップされた。その買取運動のチャリティ展として和歌山市の会場で開かれた陶芸展でのことである。森岡さんとほか二人の方の合同の三人展が催されていた。その行動に感動してそれぞれ三人のやきものをいただいたのがご縁である。それから20余年も経てやっと森岡さんのやきしめ展をやらせていただく。何だか随分な道のりを遠廻りしてきたものだと今更ながら月日のたつのははやいものだと感じる。<ビュッフェファイヴ・堀内俊男>
1948年〜 奈良県吉野に生まれる 高校、大学時代は山岳部に入部 登山のみに没頭 1970年 渡米 映画製作技術を学ぶべく、ハリウッド「ジ・アクターズ・ スタジオ」に入る 1973年 高野山にて陶芸を学ぶ 1974年〜 天野の地に築窯 以後、焼〆を中心に作陶を続ける 国内外の窯場を訪れ陶器、土器作りの 実際を学び、記録を続ける 山登りも続ける 1981年 ユーヨーク近代美術館、 パーマネントコレクションとして壺買上 1991年 ネパールヒマラヤに登山、ピサン・ピーク(6100m)登る 北海道、東京、大阪で多数個展開催 2001年 現在
・参考資料 「陶 Vol.66 森岡成好」 1993年京都書院発行
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