若くしてフランスに赴き、その後郷里 和歌山県田辺市を離れず自らを孤独と清貧のうちにおき、南紀の風光と家族の姿を描きつづけた。
過ぎゆく生の一刻(ひととき)を激流となって一気呵成に描く それは対象を捕らえる一瞬の光景。正しく空気を捕える一瞬の光景。正しく空気を描ける希有の画家だと。
そんな不出世の画家が郷土和歌山にいた驚き。没後40年 油彩小品40余選 墨生の佳作をまえに胸膨らむ想いがいたします。久々の遺作展 ご来廊の程こころよりお待ち申し上げます。
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