いま稼働する日本の美術界で人気伯仲の画家たちを選ぶとすれば甚だむつかしい。しかしあえて版表現を旨とした5名の画家たちにスポットを当てましたがその過程には思惑の作家たちが過ぎります。棟方志功、浜口陽三、藤田嗣治、荻須高徳、小磯良平、加山又造、　等々。いづれ劣らぬ才人ばかり、いまなぜ5人なのか、マラソン走者に思いめぐらせば先陣を争う中のもうひとつの先頭集団。“伯仲の画家たち”なのではないか、果たして幾人の作家たちが画壇歴史に残るだろう。

　

「ウォーターフォール＃I」
リトグラフ　50×72.5cm

　

「ウォーターフォール＃III」
リトグラフ　72×48cm

「白馬の森」 リトグラフ　61×41.5cm

　

「富士」1992年
リトグラフ・シルクスクリーン
48×50.5cm

　

「紅梅図」
木版　55.5×33.5cm