彼女の版画制作を通常のリトグラフから更なる発展へと導いたのが、
師・小作青史が考案したべニア板を使ったリトグラフだった。
木の温かみやパワフルなマチエール、表現の幅は広がり、
この技法に救われたという思いで仕事を続けている。
「絵を作る以上見てくださる方に何かが伝わらないと意味がない」という彼女。
今展では、存在や元気がわくようなものを感じ取っていただければと思います。
会場風景
winds work -18 2002 91×85cm
佐竹 邦子 略歴 1970 神奈川県生まれ
1997 多摩美術大学大学院修了
2000 第68回版画協会展・協会賞
第29回現代日本美術展・富山県立近代美術館賞
第36回神奈川県美術展・神奈川県立近代美術館賞
2004 ふくみつ棟方記念版画大賞展・大賞
2005 平成16年度文化庁優秀作品買上賞
2008 高知版画トリエンナーレ・優秀賞
現在、多摩美術大学講師、日本版画協会会員
winds work -17 2002 91×85cm
響 2001 22,5×20cm
winds work -46 2009 145×85cm
winds work -29 2003 44×83,5cm