1978年(昭和53年)「物故和歌山洋画壇を担った作家たち展」で
スタートした和歌山に関係する作家たちの企画展は、
回を重ね幾度かの郷土シリーズとして発展してきました。
紀北に突出した保田龍門。
日本画の川端龍子。
アメリカに渡り収容所生活を克明に描いたヘンリー杉本。
不思議と集中して多くの傑物を排出した紀中の筆頭 川口軌外。
彫刻の建畠大夢。異色の木版 吉田政次。
カラーメゾチントの名匠 浜口陽三。
紀南に郷土を愛した原 勝四郎。
意表をつく色彩の名手 米良道博。
抽象の村井正誠。
アメリカで名を成した石垣栄太郎。
日本画の野長瀬晩花・渡瀬凌雲・龍子を継ぐ現世代 稗田一穂。
顕彰したい画家たちがいる。これからも記憶したい作家たちも多くいる。
みな大事にしたいと思う。大事にして行かなければならないと思う。