彫刻家・保田春彦(1930〜)氏は、1957年STAC留学試験に合格して
1958年パリのアカデミー・グラン・ショミエール(ザッキン教室)で学び、
初期芸術活動に入ります。その後イタリアで父・龍門死去の報を受け
3年のちシベリア鉄道で帰国。
武蔵野美術大学教授を経て、ショミエールで学んで50年後となる2008年
パリ同所と日本で1000枚を目標に裸婦デッサンに取り組みました。
今展ではその内より24作を中心に、抽象連作版画 及
小品ブロンズ彫刻をご覧いただきます。
ご高覧下さいますよう心よりお待ち申し上げます。
保田春彦 略歴
1930年 和歌山県粉河町(現 紀の川市荒見)に生まれる
1952年 東京美術学校彫刻科卒
1958年 渡仏 パリのアカデミー・グラン・ショミエール(ザッキン教室)で学ぶ
1960年 イタリアに移りローマ、ミラノ等各地で作品を発表
1968年 帰国
1970年 第2回神戸須磨離宮公園現代彫刻展大賞
1971年 第11回サンパウロ・ビエンナーレ展ビエンナーレ賞
1995年 保田春彦展(神奈川・三重・大原・和歌山 各美術館)
第26回中原悌二郎賞
和歌山県文化賞
1998年 『造形の視座から』出版
1999年 武蔵野美術大学教授退任
2005年 神奈川県文化賞
2008年 平櫛田中賞
裸婦デッサン 2008 52,5×37cm ペン・コンテ・紙
裸婦デッサン 2008 52,5×37cm ペン・コンテ・紙
裸婦デッサン 2007 59×36cm ペン・コンテ・紙
裸婦デッサン 2007 36×59cm ペン・コンテ・紙」