稗田一穂(ひえだ・かずほ)
1920(大正 9)年 8月23日、和歌山県西牟婁郡田辺町(現・田辺市)に生まれる。
1943(昭和18)年 東京美術学校日本画科卒業、卒業制作≪午後≫川端奨学賞受賞。
1948(昭和23)年 第1回創造美術展≪花花≫奨励賞受賞(ユ49)。
1950(昭和25)年 第1回選抜秀作美術展(日本橋・三越:朝日新聞社主催、~ユ53,ユ65,ユ66)。
1951(昭和26)年 創造美術と新制作派協会が合同し新制作協会として発足。同会会員となる。
第1回サンパウロ・ビエンナーレ国際美術展に出品。
1953(昭和28)年 前年の新制作協会日本画部春季展出品作≪奇異鳥≫国立近代美術館買上。
1963(昭和38)年 個展(高島屋東京店他)。
アメリカ、フランス、イタリアを3ヵ月旅行。
1965(昭和40)年 ≪流淵≫、文部省買上優秀美術作品に決まる。
1967(昭和42)年 法隆寺金堂壁画再現模写事業(吉岡班)に参加、5号壁7号壁担当。
1972(昭和47)年 東京藝術大学美術学部日本画科教授となる(~ユ88)。
1974(昭和49)年 創画会を結成、同会会員となる。
1978(昭和53)年 前年の第4回創画展出品作≪海の詩≫により、第2回長谷川仁記念賞受賞。
1980(昭和55)年 個展(高島屋 東京/大阪/京都)。
1982(昭和57)年 稗田一穂展(和歌山県立近代美術館)。
1984(昭和59)年 稗田一穂展(高島屋東京店:朝日新聞社主催)。
1985(昭和60)年 和歌山県文化賞および田辺市文化賞受賞。
東京藝術大学芸術資料館館長となる(~88)。
1988(昭和63)年 東京藝術大学を退官、同大学名誉教授となる。
第1回MOA岡田茂吉賞・大賞受賞。
1989(平成元年) 稗田一穂展(画廊ビュッフェファイヴ 海南/和歌山)。
1991(平成3)年 前年の第17回創画展出品作≪月影の道≫により日本藝術院賞・恩賜賞受賞。
同作品、文化庁買上。
1994(平成6)年 女子美術大学大学院教授となる(~ユ07)。
個展(高島屋 東京/横浜/大阪/京都)。
1995(平成7)年 勲三等瑞宝章受章。
1996(平成8)年 稗田一穂展―日常にそえる詩情(世田谷美術館)。
1997(平成9)年 稗田一穂展(田辺市立美術館)。
1998(平成10)年 稗田一穂展(画廊ビュッフェファイヴ 海南/和歌山)。
1999(平成11)年 須田寿・稗田一穂二人展(高島屋 東京/大阪/横浜/京都)。
2001(平成13)年 文化功労者として顕彰される。
2002(平成14)年 稗田一穂展(富山県立近代美術館)。
2006(平成18)年 稗田一穂展(パリ、東京吉井画廊)。
2009(平成21)年 高島屋美術部創設百年記念―風花春秋―稗田一穂展
(高島屋 東京/大阪/京都/横浜/名古屋)。
2011(平成23)年 稗田一穂展(画廊ビュッフェファイヴ・海南)。
現在、創画会会員、東京藝術大学名誉教授