浅野竹二
浅野竹二は京都創作版画界の草分け的存在の人である。
※ベン・シャーンとの出会いなどにより、そのモダンなフォルムはユーモラスで異色の新鮮さを表現。
意表をつく作品群は現代の版画家にも影響を与え熱烈なファンを生むことになる。
略歴
1900 10月24日京都に生まれる。
1923 京都市立絵画専門学校本科卒業
1927 土田麦僊の山南塾に入塾
国画創作協会展に連続入選
1930 この頃から木版画の制作をはじめる
1931 国画会に木版画「風景」入選
その後、名所絵版画を次々に着手
1960 4月※ベン・シャーンが来日の折に 自宅を訪れ交友がはじまる
ベン・シャーンが好影響を与える 助言をすることから自由版画への確立へと 向かう
1965 ペカニンス画廊(メキシコ)にて個展
メキシコ個展より帰国途上に、 アメリカ・ニュージャージー州の
ベン・シャーンを訪ねメキシコでの新作を 見せ大賛辞を受ける。
1981 京都書院より「浅野竹二自撰木版画集」出版
京都市文化功労者賞受賞
1982 絵本「なんてこったい」福武書店より出版
1998 平成11年2月10日永眠 (98歳)
※アメリカの社会派リアリズムの大家(1898~1969)
アコーディオン奏者 1971 36×24cm
魚板物語 1971 60×72cm
赤い鳥 1974 38×49,5cm
鈴木敦子
鈴木敦子の木版画は、1作品につき7版から8版、多いときには12版もの版を重ね
丁寧に摺られた日本伝統の美しさがあります。
普通の暮らしの中から題材を見つけファンタジックでノスタルジックな世界を作り出し、
まるで映画のワンシーンを切り取ってきたかのような静寂と深みに満たされています。
略歴
1968 愛知県生まれ
1991 名古屋芸術大学美術学部絵画科卒業
名古屋にて油彩と版画による初個展を開催
中部春陽会・新人賞
1996 鹿沼市立川上澄生美術館木版画大賞展・準大賞
1999 山本鼎版画大賞展
2005 詩画集「午後の光」刊行
画廊ビュッフェファイヴ個展
94年より毎年各地で個展を開催
現在千葉県在住
●「鈴木敦子2003−2012全作品集」は 普及本(限定500部)と
特装本(作品一点収録・限定30部)がございます。
遠く、どこかへ 2011 30×20cm
一緒に行こう 2009 22,5×22,5cm
お引っ越し 2011 15×22,5cm