そこは光が溢れ、空からは透明な煌めきが降り注ぎ、風が優しく流れていた。
                      しかし、少しずつ暗闇が覆い、雨が降り、空も光も消失していった。
                      ある日、思いもかけないところから透き通る水の一瞬の輝きが、突き抜けていった。
                      その光跡は、人を再び律動させるものだった。
                      この一瞬の小さな“光の水”を大切にし、守っていきたいと、つよく想った。
                      古賀謙一
                     
                    古賀謙一
                      1962 大阪市に生まれる
                      1987 大阪芸術大学 芸術学部美術学科卒業
                      2007 画廊ビュッフェファイヴ初個展。
                      2012 画廊ビュッフェファイヴ新作展。 現在 和歌山・岩出市在住
                      五年ぶりとなる個展は精魂こめた新作0号〜100号まで約30点。どうぞご高覧くださいませ。