2014年文化勲章受章
この度、野見山暁治<版画>展を開催させて頂く事となりました。 昨年、文化勲章を受章。 油絵制作を基盤に表現し続けた膨大なる画業実績の中で、 版画制作は300点を越える域となっています。 それは油絵とは一味違う存在感を持ちながら、 野見山芸術普遍の世界に溶け込んで行くのです。 この海深き処、また空高き処、多くの方々にご覧いただきたいと願っております。 御来廊お待ち申し上げます。 画廊ビュッフェファイヴ 堀内俊延
「見たような景色」 2009年 コラグラフ ED:20 20×26cm
「考えられないこと」 1995年 シルクスクリーン ED:25 73,7×546cm
略歴
1920 福岡県生まれ
1943 東京美術学校卒業
1948 自由美術家協会展に出品、 自由美術家協会賞を受賞、 会員に推挙される
1952 渡仏(1964年まで滞欧)
1953 この年からフランスを離れるまで マドモアゼル・セスネイに仏語などを学ぶ。
椎名其二、金山康喜らパリ在住の人々と 親交を深める
1954 サロン・ド・ラ・ジューヌ・パンチュール、 サロン・ドートンヌなどに出品
1956 サロン・ドートンヌの会員に推挙される
1958 ブリヂストン美術館講堂にて「滞欧作品による 野見山暁治個展」を開催。 出品作「ブリュッセルの女」を
国立近代美術館に寄贈。国立近代美術館・ 第2回安井賞候補新人展出品 「岩上の人」で安井賞受賞
1960 パリで最初の個展を ジャンヌ・カステル画廊で開催(翌年も)
1964 自由美術家協会を退会し以降、無所属
1968 東京藝術大学助教授に就任。
1972 東京芸術大学教授に就任。(1981年まで)
1978 『四百字のデッサン』で 日本エッセイスト・クラブ賞受賞
1983 初の回顧展「野見山暁治展」を 北九州市立美術館で開催 (東京セントラル美術館に巡回)
1986 東京藝術大学名誉教授となる
1992 第42回芸術選奨文部大臣賞受賞
1994 第1回福岡県文化賞受賞
1996 第38回毎日芸術賞受賞
2000 文化功労者顕彰
2003 東京国立近代美術館で回顧展・ 野見山暁治展を開催。 (大分、富山、愛知と巡回)
2005 第53回菊池寛賞受賞
2011 石橋美術館で「野見山暁治展」を開催。 (ブリヂストン美術館に巡回)
2014 文化勲章受章
「ある日」 1992年 銅版画 ED:35 28,2×23,5cm
「男と女」 1982年 銅版画 ED:35 29,3×35,8cm
「森」 1972年 銅版画 ED:36 25,5×36cm
「ウソっぱち」 2009年 カーボランダム ED:20 27×22,8cm