今展は当画廊が顕彰する郷土作家の中からこの二作家を展観いたします。
共に有田郡吉備町に生まれ、絵画への追求心から活動の場を広げ、それぞれの分野で大きな功績を残しています。
川口軌外は初出品を含め油彩画を中心に約15点、吉田政次は木版画7点を出品いたします。
ご来廊の程何卒よろしくお願い申し上げます。
10/5(土)~10/20(日)
画廊ビュッフェファイヴ
海南市大野中608-11 水曜休廊
TEL:(073)482-1994 FAX:(073)483-1303
AM10:00〜PM6:00(最終日はPM5:00まで)
川口軌外 1892年(明治25)~1966年(昭和41)
吉備町(現 有田郡有田川町)生まれ。
1912年画家を志し上京。1919~1929年にかけて二度渡欧。
佐伯祐三らとの出会いと、ルノアール、シャガール、ロート、レジェなど
美術史に名を残す画家たちに出会い多感に影響を受けながら自己を確立。
帰国後、美術界に抽象的構成を紹介した功績も大きい。
独立美術協会設立に参加。第一回和歌山県文化賞受賞。
吉田政次 1917年(大正6)~1971年(昭和46)
吉備町(現 有田郡有田川町)生まれ。
1941年東京美術学校西洋画科卒。恩地幸四郎の強い影響により油彩から版画に転向。
端正な感動する木版を残し激しく夭折した惜しむべき作家。
1957年第一回東京国際版画ビエンナーレ新人賞受賞。
サンパウロビエンナーレなど各国の版画展に出品。
1969年ホワン・ミロ賞国際素描展大賞受賞。